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小児期崩壊性障害

小児期崩壊性障害では、外見上は正常な子供が3歳以降になって年齢よりも幼い行動をする(逆行)ようになります。

ほとんどの子供では、心身の発達はかなりの勢いで進みます。子供の発達が少し後戻りするのは自然なことです。たとえばトイレの訓練がすんだ子供が、ときどきお漏らしをするといったことです。小児期崩壊性障害は3歳以上の子供にまれにみられる重症の病気で、脳や神経系の感染症などの重い病気の後に起こり、正常な発達が止まって機能がかなり退化します。

典型的な小児期崩壊性障害の小児は3〜4歳までは正常に発達し、言葉を話すようになってトイレの訓練もでき、適切な社会的行動をするようになっています。それから子供が神経過敏で不機嫌な時期が数週間から数カ月あった後、明らかな退行現象をみせるようになります。すでに身につけた言語能力や運動能力、社会的能力を失い、排泄も制御できなくなります。さらに社会的な交流をもつことが困難になり、自閉症の子供によくみられるような反復性の行動をするようになります。知能レベルもかなり低下するのが普通です。症状に基づいて診断した上で、基礎疾患の有無を調べる必要があります。

小児期崩壊性障害には明らかな治療法はなく、特に知能に重度の遅れが出た子供は、生涯にわたるケアが必要となります。

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