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行動障害

行動障害とは、他人の基本的な権利を侵害するような行動パターンを繰り返し起こすことをいいます。

行動障害の子供の中には、ほかの子供より行儀よく振る舞う子供もいますが、たいていは年齢にふさわしくないやり方で規則や他の人の権利を侵す行動を繰り返します。この障害は小児期の後期や青年期初期に発症し、女子より男子に多くみられます。行動障害を診断するには、その子供の社会的環境を考慮しなくてはなりません。戦禍を受けた地域や政情が不安定な地域など非常にストレスの高い環境に適応するための行動であれば、非行や不品行があっても行動障害ではありません。

一般的に行動障害の子供はわがままで他人とうまく付き合うことができず、罪悪感が欠落しています。彼らは他人の行動を脅しのように誤認して攻撃的な反応をします。いじめや脅迫に加わったり、頻繁にけんかを繰り返したり、動物に対して残酷だったりすることがあります。行動障害の子供はものを壊したり、放火したりすることもあります。詐欺や窃盗にかかわることもあります。家出や頻繁な無断欠席などの重大な規則違反をよく起こします。行動障害の女子は男子ほど身体的な攻撃性はありませんが、家出したり、うそをついたり、薬物を乱用したり、ときには売春することさえあります。

行動障害の子供の約半数は成人するとそのような行動をしなくなります。行動障害が始まった時期が早いほど、そのような行動が長く続く傾向があります。問題行動が続いている成人は、法的トラブルに巻きこまれたり慢性的に他人の権利を侵害したりすることが多く、しばしば非社会性人格障害(人格障害: 反社会性人格を参照)と診断されます。

治療

行動障害の子供が自分の行動を間違っていると認識していることはめったになく、行動障害の治療は困難です。最も効果的な治療法は、子供を問題の多い環境から引き離して、精神衛生法的あるいは青少年保護法の下で厳格に統制された環境におくことです。

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