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乳児の病気と死

病気をもって生まれたり、早産児で生まれた新生児や乳児は、治療やケアのために親と一時的に離れて暮らさなくてはならないことがよくあります。そのような乳児でも親が抱いてあげる機会はありますが、医学的な理由から乳児との接触が厳しく制限されることも少なくありません。親は乳児の状態を案じて悩んだり悲しんだりしているのが普通です。特に重症の病気で長期入院している乳児の場合には、このような分離と親の心痛が親子のきずなを築く妨げになります(正常な新生児と乳児: 生後最初の数日間を参照)。許可が出たら、親はできるだけ早く乳児を抱き上げて触れ合うことが必要です。非常に病状が重い乳児の場合でも、親が入浴や授乳やおむつの交換を手伝えることがあります。最初のうちはチューブを通して授乳しなくてはならない場合でも、おっぱいから飲ませることができるようになることもあります。

乳児に先天異常がある場合は、親が罪悪感、悲しみ、怒り、恐怖などを感じることがあります。自分のそのような感情に気づいてそれを後ろめたく思う人も大勢います。乳児に会って触れてみると、親は先天異常以外のことに眼を向け、乳児を1人の人間として見ることができるようになります。そこから親子のきずなが育ちはじめます。子供の状態や可能な治療法、予後に関する情報を与えられると、親は気持ちを立て直して、子供のために最適な治療計画を考えることができるようになります。

乳児の死は、親にとって間違いなく大きな心の傷となります。しかし親が会ったり触れたりする前に乳児が死亡した場合、親はあたかもその子供が最初から生まれていなかったように感じることがあります。非常につらいことですが、亡くなった乳児に会って抱いてあげると親は悲しみを感じられるようになり、同時にその出来事を乗り越えるための第1歩を踏み出すことができます。虚無感、希望や夢の喪失感、恐れなどに打ちのめされてうつ病状態になる親もいます。子供の死に責任がないにもかかわらず罪悪感をもって自分を責める親もあります。子供の死に伴う悲しみや罪悪感は、夫婦の関係にも悪影響を与えることがあります。

重い病気の乳児をもつ家族や乳児を亡くした経験のある家族には、心理療法士や宗教家によるカウンセリングが有効なことがよくあります。親や家族による自助グループも助けになります。

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