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凍結を伴わない組織損傷

皮膚の一部が極度に冷やされ、組織に損傷を生じていますが、組織自体は凍結していない状態です。

非凍結組織損傷には凍傷痛、浸水足、しもやけ(凍瘡)があります。

凍傷痛は、冷えた部分の皮膚の感覚がなくなり、腫れて赤くなります。治療は冷えた部分を数分温めるだけです。温めると、患部に激しい痛みやかゆみが生じます。症状が永久に残ることはありませんが、患部は数カ月から数年間は冷たさに過敏になることがあります。

浸水足は塹壕足(ざんごうあし)ともいい、湿った冷たい靴下やブーツを何日も履いていることによって起こります。足は青白く、湿って、冷たくなります。温めると赤くなって、触れると痛みを感じます。水疱ができて感染を起こすこともあります。治療は足を徐々に温めて乾かし、清潔にすることです。足を高く上げ、乾いた温かい状態に保ちます。感染予防のため抗生物質が投与されることもあります。破傷風ワクチンの接種状況を確認し、接種されていない場合は追加接種を行います。浸水足は手に起こることはほとんどなく、靴下を履き替え、少なくとも1日1回は足を乾燥させることによって予防できます。

しもやけ(凍瘡)は、冷気に繰り返しさらされたときに起こります。かゆみや痛み、ごくまれには皮膚の変色や水疱が患部(多くは脚)に生じるなどの症状がみられます。不快な症状で再発を繰り返しますが、重症化することはありません。冷気にさらされないようにすることが最も大切で、ニフェジピンという薬を内服すると症状が軽減することがあります。

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