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ダニによるかみ傷

ダニは、多くの伝染病を媒介します(たとえばシカマダニはライム病(細菌による感染症: ライム病を参照)の原因となる細菌を媒介します)。リケッチア感染症やエールリヒア症(リケッチア感染症とエールリヒア症: はじめにを参照)を引き起こす細菌を媒介する種類のダニもいます。メキシコや米国南西部にみられるパハロエヨダニにかまれると、膿が詰まった水疱を生じ、破裂するとびらんができてかさぶたが残ります。

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シカマダニ

シカマダニ

ダニの寄生はよく起こり、ツツガムシ病(皮下のダニの幼虫が起こす、強いかゆみのある湿疹)、疥癬(かいせん)(寄生虫による皮膚感染症: 疥癬を参照)、そのほか多くの病気を引き起こします。かまれた周辺の組織への影響は、重症度によって異なります。

ダニによる麻痺

北米のダニの中には、麻痺の原因となる毒液を分泌する種類がいます。これらのダニにかまれると、不穏状態、脱力、過敏などの症状が現れます。2〜3日後には進行性の麻痺が脚から上に広がってきます。呼吸を制御する筋肉も麻痺します。

ダニ麻痺はダニを見つけて取り除くことで急速に治癒します。呼吸障害がある場合は、酸素療法や人工呼吸器による呼吸の補助が必要です。

治療

ダニはすばやく取り除きましょう。除去の際には先端がカーブしているピンセットを使って、できるだけ皮膚に近いところからダニをつまんで抜き取ります。ダニの頭部だけが残ってしまうこともありますが、皮膚に残っていると炎症が長びくので必ず取り除きます。アルコールや除光液を塗ったり、マッチの火を近づけるなど、ダニを駆除する方法が言い伝えられていますが効果はなく、かえって症状の原因となる唾液を、かみ傷の周辺に排出することがあります。

ダニに寄生された場合は、ペルメトリンやリンデン溶液を含有するクリームを塗布して治療します。ペルメトリンやリンデンで治療してからダニがすべていなくなるまで数日間、ステロイドを含むクリームを塗布してかゆみを抑えます。

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