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有効性と安全性

米国では1992年に国立衛生研究所(NIH)内に、代替医療の各種療法の効果と安全性についての調査を行うため、代替医療局が創設されました。代替医療局はその後1999年に補完・代替医療センターになっています。

代替医療の有効性はきわめて重要な問題です。治療法の中には特定の病気や状態への有効性が示されたものもありますが、こうした治療がより幅広い対象に使われているのが実情です。また、代替医療の多くの方法は綿密な評価を受けていません。証拠がないのは、治療が効かないことを意味するわけではなく、むしろ、治療の有効性がまだ確立されていないというべきでしょう。ただし、ある代替療法に効果がないことが証明されれば、それ以上の利用は科学的には勧められません。代替医療で最大のリスクが生じるのは、効果が証明されている通常の医療を受けず、その代わりに代替療法を行った場合です。しかし調査データから、こうしたケースはあまりないとみられています。

安全性はもう1つの重要な課題です。代替医療の中には有害作用をもつ可能性があるものもあります。米国では、薬用ハーブは食品医薬品局(FDA)の管理下にないため、メーカーは安全性を立証する義務がありません(ハーブとサプリメント: 安全性と有効性を参照)。また、体に対する操作など、代替医療で行われる薬によらない介入行為が有害なこともあります。代替医療のほとんどについては、有害性の確定も無害であることの証明もされていませんが、一部の例では潜在的な有害性が示されています。

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