欧米諸国の大半ではアルコール摂取量が高くなっている。精神疾患の診断・統計マニュアル DSM-5(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition)によると,米国では任意の12カ月という期間で8.5%の成人がアルコール使用障害を有していると推定されている( アルコール使用障害とリハビリテーションを参照)。男女比はおよそ2:1である。アルコール乱用者でみられる疾患には次のものがあり,下記の順に進行する場合が多い: