メルクマニュアル18版 日本語版
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はじめに

誰もがときには,記憶,認知,同一性,および意識の正常で自動的な統合の失敗を経験する。例えば,どこかをドライブした後で,個人的な心配事にとらわれていたか,ラジオ番組または同乗者との会話などのために,そのドライブの多くの場面を覚えていないのに気づくことがある。そのような失敗は解離と呼ばれ,通常は日常の活動を混乱させることはない。

解離性障害を有する人々は,数分または数時間にわたる一連の正常な行動を完全に忘れることがあり,自身の体験の中で一定時間が失われたことは知っていることもある。このように,解離は自己の持続性および人生の出来事の記憶を破綻させるものである;記憶の統合がうまく行われない場合には,解離性健忘が生じる。記憶とともに同一性が断片化すると,解離性とん走または解離性同一性障害が起こる。自己の経験および知覚が破綻すると,離人症性障害が起こる。

解離性障害は通常,極度のストレスに起因する。そのようなストレスは,外傷的な出来事または耐え難い内面の葛藤によって起きる。

最終改訂月 2005年11月

最終更新月 2005年11月

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