メルクマニュアル18版 日本語版
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セイヨウオトギリソウ(St. John's wort)

セイヨウオトギリソウの花は生物学的に有効な成分であるヒペリシンおよびヒペリフォリンを含む。

効用表示: セイヨウオトギリソウは軽度から中等度の抑うつがあり自殺念慮のない患者の治療に使用することを支持する強い科学的証拠がある。作用機序は不明だが,中枢神経系のセロトニンを増加させる可能性があり,非常に高用量ではモノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAOI)様の作用を示す可能性もある。用量はヒペリシン含有量が0.2〜0.3%に標準化されたもの,またはヒペリフォリン含有量が1〜4%に標準化されたもの,または通常はその両方を300〜600mg,経口で1日1回である。セイヨウオトギリソウはHIV感染の治療に有用であるといわれるが,プロテアーゼ阻害薬および非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NNRTI)と有害な相互作用を起こすことが証明されている。

副作用: 光線過敏性,口渇,便秘,めまい,錯乱,躁病(双極性障害をもつ患者に)が起こりうる。セイヨウオトギリソウは妊娠中の女性に禁忌である。セイヨウオトギリソウと潜在的に有害な相互作用を起こすのはシクロスポリン,ジゴキシン,鉄のサプリメント,MAOI,NNRTI,経口避妊薬,プロテアーゼ阻害薬,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI),三環系抗うつ薬,およびワルファリンである。

最終改訂月 2005年11月

最終更新月 2005年11月

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